リビングダンサー

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2019.4.5 「相談は踊る」女は化粧してないと女じゃないの?

TBSラジオジェーン・スー「生活は踊る」の中のお悩み相談コーナー「相談は踊る」が大好きだ。これを毎日聞くだけでも、いろんな人がいるなぁ、みんな人なんだよなぁーと心が楽になって、色々と考えさせられる。いろんな価値観や考え方が広がって、最高におもしろい。スーさんの返しが最高なのだ。

 

この日も相談についてグサグサとスーさんの名言をたくさん浴びた。私は女性であるのに、女性の社会的立場やフェミニズムについて、知ろうとも勉強しようとも、これを聞くまで深くは思わなかった。これを聞く前と聞いた後の私では、世の中の見方が変わった、ような気がする。もっと自発的に学んだり、興味を持ったりして、考え方を広げていきたいと思った。

 

今日の相談は、彼氏から化粧をしていないことで女を捨てている、と言われたことについてだった。相談者さんは20代だったので、彼氏さんもそこまで上ではないと思うが、今までの見聞きしてきた経験、刷り込まれた考え方からその言葉が悪気もなく出てきたのだろう。

 

スーさんの言葉を続けると「化粧をしてるか否かで、自分が社会で女として成立しているか否か、勝手にジャッジされている」「どんな時でも無理してでも、キレイにしているのが女という前提条件で、決めつけられている」「妻になる、母になると変わると今度は何、色気づいてるんだと、化粧をしていることについて言われる」言葉を繋げながら、「そんな男とは蛍の光なんじゃないの?」と返した。「そういうご家庭で育ったのね、かわいそう、化石みたい!」と続けた。思わず、化石みたい!と私も口にした。

 

「女性じゃなくても化粧をする理由はそれぞれでいい。」「ある種の鎧のようなものだったり、個性であったり、とやかく言われる必要はない」「男性の為にしている人もいるが、それが全てではないということ。これは、社会規範や男性の方が権力が強いことや不均衡の問題などが関わってくる」と。

 

彼が変わるには自発的に気づいて、学ばなければ変わらない。スーさんは最後に「どこかで聞いたセリフなんでしょ?知ってることしか言えないですから人って…」その後いつもの音楽に入った。

 

スーさんもこの問題について話すには時間が足りないと言っていたので、特集やまたの機会に色んな話を聞かせてほしい。男性も女性もあらゆる年代も知るべきことだ。