リビングダンサー

楽しい、おもしろい、があれば生きていける。

星野源ANNにSuperorganism Orono!

「名言しかでねぇな」

スーパーオガニズムのボーカルであるオロノと共に登場したライターの小田部仁さんの一言。まさにそう思った。とても19歳とは思えない言葉を次々と発していく。ハッとさせられる言葉の数々…。日本の凝り固まった頭をお持ちの全大人に聞いてほしいし、もっと若い子たちにもたくさん聞いてほしい内容ばかりで、とにかく最高だった。

 

星野源オールナイトニッポンは神回が多いがこれまた神回確定。最高!やばい!おもしろい!楽しい!私は聞きながら大きくうなずいたり、爆笑したり、頭に光がピカーン灯ったようにハッとさせられまくったのだ。ブログを書きたいと思っていたものの、なかなか腰が重かったが、これは今の気持ちを残しておきたいと思い、指を進めている。

 

昨年、RIPSLYMEのSHOCK THE RADIOにオロノが出ていた放送回を聞いていて、まだ若くて日本人なんだー、すごいなーと話や曲を聴いて思ったのを覚えていた。

https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoFm_XtNv3xYrzK/

話す内容から彼女のことが気になって、あるインタビュー記事を読んだ。

https://forbesjapan.com/articles/detail/22598/1/1/1

普通の日本の19歳では見ていない景色を見て、経験してきた彼女はどんなことを話したり、思ったりしているのか。彼女から見た世界や日本はどう見えているのか、すごく気になった。

 

放送中、リスナーからのメールで、オロノちゃんと「ちゃん付け」で呼ばれたことに対して、すごく嫌悪感を示しているが耳を通して聞こえてきた。日本語よりも英語の方が話しやすい彼女は興奮したように英語で話しを続けた。日本に来るとジェンダーのボックスみたいなものを思い出してしまう!そういうのが嫌で海外に行ったと。ファンと言ってくれて嬉しいけど、私をちゃん付けでは呼ばないで!と話した。はっーー!!ごめんなさい!!私も〇〇ちゃんと呼んでいた!日本にいたら気づけなくて、当たり前のように刷り込まれてて、全然悪いとも思ってなくて、完全に無意識に使っていた。むしろ可愛げのある呼び方のように。でも、〇〇ちゃんや〇〇くんて、男女区別した呼び方で、見た目がそうであっても、中身は違ったりする訳だ。人は平等であるはずなのに、少し見下しているような言い方にもとれるのか。海外での生活が長い彼女から教わった。ありがとうオロノさん!知らないではすまされない時代にこれからなっていくだろう。気をつけます!

 

また、ファンであるリスナーからのメールに、そのアーティストを好きで終わるのではなく、そこから自分の生活や仕事に繋げたり生かしてほしいということ。自分のファンであることは嬉しいけど、ただインスタグラムのフォロワーになっただけで終わらないでほしいと。最高かよと思った。そうだよなー。そうなんだよなー。精神年齢がずっと大人な彼女の言葉から学ぶことが多すぎた。そのリスナーに直接話しをしよう、DMしてよ!というくだりもやばかった。私のリスニングが正しければ、英語で彼女は、リスナーのことをher life or his lifeと、彼女か彼か分かんないけど、話しをしようよ!と言っていたのが、彼女の繊細さと細やかさ、気配りと行動力の素晴らしさに感服した。

 

それに続け、ファンになってくれるのはありがたいけど、自分は人をハッピーにしたいとか、有名になりたいから音楽やアートをやっている訳ではなく、自己満足でやってるだけ!ということ。そうだ、全てはそうであるべきだ。仕事だって生活だって原点はなんだって、自分が最高じゃん!て思えるものを出していくことのはずだ。それが始まりのはずだ。ビジネス臭のプンプンするものがあまり好きではない私には、それだー!!と突き刺さった。

 

個人的にぶち上がったのは、ライターの小田部仁さんが、ツイッターが荒れるよーと気にしていた発言に対し、オロノが「見なきゃいい!消せばいい!見んなよネット!」と言っていたのが、これまた最高だった。私は最近、SNSを毎日見るような習慣を無くした。その方が圧倒的に精神衛生上、生きるのが楽だからだ。友人のハッピーニュースや友人の告知宣伝のようなSNSばかり、自分が知りたいと思わなかった、聞きたくなかった、見たくなかったニュースが、ナイスなタイミングで目の前にぶち込んでくる。だから、見るのをやめた。10代のオロノも見んなよ!と言ってくれたし、なんだか安心した。ありがたかった。ただ、SNSを使うことを否定はしない、うまく使っていけば最高のツールだ。

 

源さんがオロノとのトークの後に、人と意見が違ったらおもしろい!で、意見が同じだったらあつい!で拳を付き合わせる、と言っていた。これで、また最高だと思った。源さんは決して人のこと、その人が好きなものを否定しない。だから、大好きだ。

 

最後に、オロノの英語を聞いていて、あーー英語話したいし、彼女の話を聞き取りたい!っていう思いがフツフツと…英語を始めてみたいという気持ちが芽生えてきた。このラジオを聴いていなければ、こう思うことはなかったと思う。小田部仁さんとの掛け合い、通訳も最高だったからまたこの2人で出て欲しいなぁー!OronoのラジオがInterFMでも始まったので、こちらもリスナーになりました。録音で編集が入ったりするだろうけど、なるべく自由に話してほしいなぁー、それが聞きたいと思うのでした。とにかく最高でした。